「絶対……今日は泣かないもん!」 あたしは精一杯の強がりで翔斗に向かってそう言った。 翔斗は2人の前でグイっとあたしを引き寄せた。 「あぁ、気を付けて帰れよ。またすぐ会えるから」 「うん!」 みんな今まで本当にありがとう。 あたしも絶対にここの世界に来た事、みんなのこと忘れないよ。 尚くんもどうか元気でいてね。 この世界に来てみんなに出会えてよかった。 さようなら。 涙をぐっとこらえて、あたしは笑顔で扉の先にある人間界へと一歩一歩進んでいったんだ。