あたしは眠っている翔斗のところに足を進めた。 ベッドの前にしゃがみこんで、布団から出ている右手をそっと掴んだ。 その手はあの時とは違ってあったかくて、ちゃんと生きててくれてるのが実感が湧いた。 「良かった……ちゃんと生きてる」 あたしはぎゅっと握ると、翔斗のあったかい体温に誘われて眠りに落ちてしまった。 本当に良かった。 これで翔斗のそばにまたいれる。 自分のことを犠牲にしても あたしのこと、守ってくれてありがとう。