「自主練中に邪魔しちゃってごめんね。



でも教えてくれて本当にありがとう!本番までにもっともっと練習するね!」



「うん!俺も2人には負けないから。



翔斗の特訓、キツイだろうけどアイツの言葉についていけば大丈夫だよ。



先に翔斗出て行っちゃったしもう行きな?」



嘘!!そう言われて振り向くと、翔斗の姿はすでになくて。



いつの間にいなくなっちゃったの?



「分かった!じゃあ行くね!本当にありがとう」



「ああ。また明日ね」



あたしは入ってきた窓で靴を履くと、寮に向かって走り出したんだ。