授業の前に苺子ちゃんに教えてもらったことはこの授業の先生はアレット先生で



魔法学の授業は呪文や変身術、防衛術など総合的に学ぶ教科。



だけど、この学校は魔法使いのパティシエを育成するところだから



魔法術をただこなすのではなく、お菓子についても一緒に行う高度な技術が必要なんだ。



だから魔法もお菓子作りも両方長けていないといけない。



そう考えると、両方とも長けてない自分がいるのがすごく不思議に感じる。



それに、自分には関係ないからという油断した気持ちを持っちゃいけないのは分かってるけど、どうしても気が緩んでしまう。



特訓生活のつかの間の休憩…なんて。



ボケーっとしながら、アレット先生の方を見ていると



先生は「"オートル ソワ メム"」と呪文を唱えた。