あの時、優たちに誘われるがまま先生の所に行ってなかったら。


あの時、親に見放されて、駆け込んだ先が先生の所じゃなかったら。



私が、先生の事を好きになっていなかったら。



きっとこんな幸せな結末は待っていなかっただろう。


悲劇か喜劇か。私が歩んできた道はどっちだっただろう。


少なくとも、先生に出会ってからは楽しいことだらけだった。


それまでの悲しかった事も、全部忘れられるくらい、毎日が幸せだった。



声を大にして皆に言いたい。




『諦めないで。』




きっと、辛いことの先には幸せが待っているから。