「はい。」


先生が手を挙げた。


「何でしょう!先生!」


「メイドは誰がやるんですか。」


何でこんなに先生も乗り気なんだ…。


さっきまであんなにダルそうだったのにさ。


「先生、良い質問ですね~。」


鈴が黒板に女子の名前を書いていく。


「基本的に~ここに書いてある子はメイドね~。」


クラスの可愛い子と呼ばれる最強の軍団…。


もう知らない……。


後は、私に回ってこないように外に目線を移すのみ。


だからもちろん、先生がニヤリと笑ったのも知らない。