「白!!これ飼っても良いかな?!」
縁側にいる白に話しかける。
そして私を見てすぐに、予想通りの答えが返ってきた。
「そいつをすぐに捨ててこい。」
ですよね!!
そう言うと思ったけど、この子だけは私譲れない!
だって、時折悲しそうな顔をするときがあるから過去に何かあったのかも知れないし。
だとしたら、この子はめい一杯愛情を注いで育てたいな、何て。
「だってこの子なついてるもん。」
「それはお前が美味だからだろう。その毛玉は闇の妖怪だぞ。」
闇の妖怪でも、この子は悪さしないもん。
時桜のお爺さんの所で、いっぱい試したけど全然大人しかったもん。



