「少し用事を思い出した。出かけてくる。」 この言葉を聞いて、私は一人で出歩こうとは思わない。 だって離れないって約束したから。 自分から離れる何て自殺行為はもうしない。 「はぁー…退屈だぁ…。」 ばふっと床に寝転がる。 白の香りに包まれたこの部屋は、とても好きだ。 今からでも寝れそうな心地良さ。 そんな気持ちい眠気を一気に覚ましたのは、 「雪ちゃん、食べに来たよ。」 黒狐だった。