「雪ちゃん、白から離れるって誓うよね?」 その言葉に、私は小さく頷いてしまった。 白からは絶対に嫌でも離れたくない。 嫌なのに、勝手に首が動いてしまう。 (術を、かけられたんだ…) 術をかけられてしまった私の体は今、黒狐のもの。 私を思うままに操る事が出来る。