背筋がゾクリと鳥肌を立てる。 黒狐は、今までにないくらい怖くて、そして邪悪な者になっていた。 「白、取り引きだ。 水湖を殺すか、雪ちゃんをこちらへ渡すか。 どうすんのー? 実の父親を殺される瞬間を見たい?」 クスクス笑う黒狐はもはや化け物だ。 水湖様に手出しが出来てしまう程の闇の力。 「そのような取り引きは出来んな。」 「あっそ?じゃぁ、殺っちゃうね?」