「白、それって、ん?!」 「少し黙っていろ。」 口を塞ぐ白はどこか安心したいような、そんな気持ちが伝わってくる。 (覗いたら怒られるからやめよう…) 身動きすら取れない私はされるがままで。 だけど、このままずっと浸っていたいと思うくらい心地が良かった。 「どうしようもなく、お前をめちゃくちゃにしてやりたい。」 初めて聞く、何だか色気のある声色は澄んだ水のように心に響く。 瞬間、白にされたキスは少し大人な口付けで。