黒ちゃんの独特な鳴き声で私は目を覚ました。 私の体には誰かの羽織りが掛けられていて。 白の羽織りだ思った。 だけど、こんな色の羽織り何て持っていたんだろうか。 白の羽織りは、真っ白か少々灰色がかった物かのどちらか。 だけど、この羽織りは確かに男の人用だし。 (……?!) 「うそ、でしょ…?」