カエデちゃんは白を気に入っている様子だった。 毎日会えますねって言っていたという事は私がこの屋敷にくる前からカエデちゃんとは知り合いで、 会っていたという事になる。 (何かちょっと嫉妬するなぁ…) 白の隣で楽しそうに喋る姿は上品で女の子らしい。 私もカエデちゃんみたいに魅力的な女の子になれれば、白はもっと私を求めてくれるのかな。 そうしたら、可愛いって、好きだって言ってくれるのかな。 そんな考え事をしながら、縁側に腰かける。