「…なによ…なによなによ!!これじゃあ完璧にあたしが悪者みたいじゃない!!あたしは悪くないわ!!この女が地味でうざいのがいけないんじゃない!?」
「はあ?バカじゃないの?地味?は?そんなもん関係ないわぼけ!!?お前の狂った顔の方が断然にうざいわきもいわ鳥肌だわ!!!」
「あーっ!!!ムカつく!!!」
「ちょ、」
城ヶ崎が切れてとうとう凛の髪を引っ張り、そして叩こうとする。
ヤバい。
このままだとやられる。
なんて焦った時だったんだ。
いつの間にか俺の隣から姿を消した洋介。
今にも殴ろうとする城ヶ崎の腕を掴み、そして凛を庇ったんだ。
見たことのない怒り狂った洋介。
こんな顔をするのは久しぶりだよ。
「な、洋介!?!」
「なにしようとしてるの?」
「離してよ!そのムカつく女を殴らないと気が済まないの!!なに!?洋介はその女の味方なわけ!?」
「………黙ってよ。」
「ッ、」
乱暴に城ヶ崎を突き放す。
その拍子にだらしなく転んだ城ヶ崎は顔を真っ赤にさせていた。
「洋介……あたし…洋介は味方だと…」
「味方なわけないよ。こんな酷いことする奴なんて顔も見たくない。正論は明らかにこの子。周り見てみろよ。」
「え?」
正気に戻った城ヶ崎は辺りをキョロキョロと見渡した。

