「あたしの机と黒崎さんの机交換しない?」
「……え?」
「ダメかな?」
「ダメ…とかじゃなくて……あたしの机…こんな有様……だから……。」
「ダメじゃないんだね!なら交渉成立!」
嬉しそうに笑った彼女は自分のクラスから運んだ机を俺らのクラスに運んだ。
でもことはうまく運ばないみたいだ。
「……邪魔なんだけど。」
城ヶ崎たちが入り口を塞ぐように立ちはだかる。
城ヶ崎は不敵に笑う。
「勝手に変な真似しないでくれない?」
「これは黒崎さんとあたしの話であって、お前には関係ないだろ?」
「黒崎さん?別にその机でもいいわよね?」
「え………?」
「どうなの?」
力での争い。
黒崎さんが逆らえないのが分かっていてわざとそう聞いてくる。
なんて卑劣なんだよ。
「あたし……、」
「黒崎さん?」
「ッ…………う、うん。あたしこの机で大丈夫。」
「ほら。黒崎さんもこう言ってるんだからアンタは用無し。早くどっかに行ってくれない?」
……………本当に性格が悪いよな。

