ぽんと蒼井の肩を叩く。驚いたように目を見開いた蒼井に、にこりと微笑んでみせる。 「蒼井が神谷さんに後悔して欲しくないって思うように、俺も蒼井に、後悔して欲しくないってだけ」 立ち上がって、ぱたぱたと汚れを払う。「それじゃ、また明日な」そう言って、一足先に屋上を後にした。