要くんは、胸を強く掴んで苦しがっていた。 「要くん?要くん?」 「うっ・・・・・・。」 急がなきゃ! 私は要くんを背負ってみた。 思っていたより軽い。 しっかり背負って、少し崖になったところをのぼってみる。 簡単には登れない。 何度も脚を擦りむいた。 5回目。 なんとか登れた。 そして、急いで病院へ。 もっと私に体力があれば、大声で誰かを呼べたのに。 私は息を切らして、要くんを病院に入れた。 その様子を見ていた周りの人が、すぐに先生や看護師さんを呼んでくれた。