君だから恋に落ちた








ドカッ


「 ここでしばらく反省しときな。 」


「……… 美伶、やりすぎじゃッ。」


「 大丈夫よ、これぐらい 」



なんと…そんな酷いことになってんのか



尋常じゃない痛さに顔をしかめながら、

先輩たちが出て行くのを見届けた。














授業は……終わってるな。


「 ……………てか、暗いんで、すけどっっ。 」



一人になった倉庫の中で私の声だけ虚しく響く


小さな掠れた声は、闇に吸い込まれていった。



「 痛い、なぁっっ_____」



へへっと笑いながら、グニャリと曲がってる自分の左腕を血だらけの手で優しく撫でた。