君だから恋に落ちた



ガチャ




親切に開けてくれる石崎君に続き外に出ると、

風で乱れた長髪の黒髪を手ぐしで整えた。



「 初めまして…って知ってるか。

俺は、石崎 蒼矢。 」



「 あっ、私は唐沢 瑠璃です!

みずがめ座で、血液型はAB型、ちなみに石崎君
に恋してます! 」


目をパチクリさせた後、石崎くんの手が自分のお腹の上へと降ろされた。



「 プッ…、アハハハハハハ!! 」


怖いぐらい大きな声を出して笑う石崎くん


「 ??? 」



なぜ笑ってるのか分からなくて頭の中が大量の

ハテナマークで埋めつくされた。



「 いやぁ、ごめん。

ぷッ、あまりにおもしろすぎて。」




お腹を抱えながら涙を拭う石崎君の姿になおも

意味が分からず首を傾けた。


「 俺は双子座で、B型。

ちなみに君と付き合いたいです。」


「 ………。」


「 聞こえた?」


えぇ、聞こえましたとも。

そりゃもうバッチリと____




今ね、頭の中でものすごいスピードでリピートされてますよ!