あの、大々的告白から一週間。


やっと、大馬鹿で小っ恥ずかしい私を
他クラスの人たちが見に来なくなり、

久しぶりに静かな昼休みを過ごしていた頃だった。




「 ねぇー瑠璃って子いる?」
ピクッ


石崎君センサーが反応し、ドアに視線を向けると、

それはそれはカッコよくてお姿がキラキラしている石崎君がドア近くに立っていた。



なんでっ、なんで私に用なんかあるの?!


目を疑いそうな現実に、異常なほど心臓の脈が早くなる



とりあえず緩みまくる頬を手で直しながら立ち上がって石崎くんの元に向かおうとした。



「 ここにはいませんよ。」


確認もせず、さらっと石崎くんに嘘を吐くクラスメイトの女子



いるよ、ここに!!



予想だにしない返答に、机に手をついて心の中でツッコんでしまった。



「 あ、見っけ。」


女の子の言葉など信用していなかったのか

石崎くんは自力で私を見つけ、笑顔で此方へ近づいてきた。



その行動に顔をうつむかせて喜ぶ私を睨む女子達。



「 悪いんだけど、屋上まで一緒に来てくれる? 」


私とクラスの女子の感情が180度違うと分かっていながらも石崎君は、私の手を握って言った。


「 え、はい !!」


まさかの告白か?!



この状況に動じずお弁当を食べている暁を残し、私は石崎君について行った。