瑠璃side



入学して早三ヶ月。


「暁(あかつき) 〜help!!」


親友兼幼馴染の暁に泣きながらすがりついた。


「瑠璃(るり) …。しばくよ?」

ゾクッ



びきんと背筋が凍りついた。


暁からゆっくり離れ見上げると、悪魔とも言える笑顔をしてらした。



「あのねぇ、私だって暇じゃないの。

人気者の石崎君に近づきにくいのは分かるよ。分かるけど、まさかここまで??」



「う〜〜〜。」



そう言われ、3教室先の廊下で友達と話してる石崎君をちら見した。



「っッ!!!!」


声にならない声を出しながら、熱くなった顔を手で覆い隠し

指の隙間から再度覗き見る。



やばいっ、カッコいい!!



自然とニヤケる顔を暁が呆れて見てるとも知らずに石崎君の事を観察し続けた。



二重に長いまつ毛、唇は綺麗な桜色。

髪は塩素で染まり、茶髪。



背は182cmと高く、水泳部だからか肌は少し焼けており


プラス、全身を程よく引き締めてる筋肉っ



そしてなんと言っても、彼が見せる笑顔は
絵本の中にいる王子様のよう_____



もう最高っッ!!



此処まで完璧だと、コメントのしようがないよね!