春風が吹くなか、僕は君を見つけた。





「桜は俺の彼女です。誰にも渡さない。」



え.....



クラスから黄色い声が聞こえた。



「ちょ、春馬なんで.....」


みんながまた違う意味で騒がしくなってるなか、春馬腕から解放された私は、赤い顔で春馬を睨んだ。


「悪い虫がいっぱいいてめんどくさいでしょ?桜は俺のもの。」



いたって真剣な春馬の言葉にまた顔が熱くなる。



そこで先生が来て人が少なくなった。



私も席に座る。


先生が話をしているなか、斜め後ろにいる春馬に肩を叩かれた。