春風が吹くなか、僕は君を見つけた。




学年の人が、私たちの行動にみんなが注目している。


そして黒板の前まできたと思ったら、春馬がくるりと振り返った。



そして私の腕は引かれ春馬の腕にすっぽりと埋まった。


私の前で交差する春馬の腕。


背中には春馬の体温が感じられて安心する。



でもそれ以上に恥ずかしさが込み上げる。


クラスの全員が私たちに注目している。



春馬はそんなこと気にせず、先生もいるなか、大きく言い放った。