「え....まじで!?」 春馬は私を抱き締めた。 「はぁー....俺まじで嫌われたと思った.....」 耳元で聞こえる春馬の声。 春馬の体温に包まれて、今、私はすごく幸せ者だ。 「北野......」 視線と視線がぶつかる。 そして私たちはキスをした。 キスは甘いなんて言うけれど、 初めてのキスは涙の味がした。