春風が吹くなか、僕は君を見つけた。



俺も続いて入り、席に座った。



熊野が出席をとりはじめた。




「新城!....新城ー またいないのか。」



いつも同じところで止まる。



新城結城。



俺よりも目をつけられている。



入学式は遅刻どころか無断欠席。



あの怒られている日。