春風が吹くなか、僕は君を見つけた。



俺の知らないなにかが。




いつかそれが知れればいいのに。




そこで俺は気づいた。




北野の息が上がっていることに。




心なしか顔が赤いことに。




「北野、もしかして....!」




そこで、北野が倒れた───。