春風が吹くなか、僕は君を見つけた。




まるで前の関係に戻ってしまったよう。



瀬戸くんって.....




すごい傷つくんだけど。



でも放課後は図書委員会がある。



北野は仕事を放っておくタイプじゃないからきっと来るはず。



そのときにちゃんと話すんだ。




意を決して図書室のドアに手をかける。




.....開いてる。



ということは、北野が来て開けたということだ。



よかった。



図書室に入ると北野はいつもの位置で座っていた。