「いや、え!?じゃねえよ。もう諦めたんだろ?」




「いや、そういうわけじゃ.....」




諦めたと言うより、今の今まで忘れていた。




かわりに考えていたのは......





北野だ。






放課後。



今日は金曜日。



ということは、今日が終わればしばらく委員会の仕事はない。




あれほどやりたくなかった仕事が苦痛ではない。



図書室にはいると、すでに北野がいた。



「あ、春馬。」