春風が吹くなか、僕は君を見つけた。



「じゃあー代わりになんかしてもらおっかな」



そういい、ニカッと笑った。



なにかいい案を思い付いたような顔。



「じゃーあ、その、敬語と瀬戸くんっていうのやめてくれる?」



え!



声にならない叫びが出た。




それって本買うよりハードル高いんですが....



でも瀬戸くんにとったら、



「そんなことでいいんですか?」



ニコニコしたまま瀬戸くんは答える。