「あ.....」 ふと足を止める。 「どした?」 瀬戸くんが合わせて止まる。 「何でもないです」 なにもなかったように、歩き始めた。 私が止まったのは本屋さんの前。 私が好きな作家さんの新作が出ていた。 すごく買いたいけど。 この前お金使っちゃったばかりだから、我慢しよう。