春風が吹くなか、僕は君を見つけた。




ただひとつ変わったこと。




あれは入学式。






『やばっ遅刻!』




俺は入学式早々寝過ごすと言うアクシデントにみまわれ、走っていた。




入学式早々遅刻はまずい。




なんとか校門を通ったとき、俺は立ち止まった。






そこに今まで見たこともない美少女が立っていたから。





満開の桜を見る姿は絵になりそうなはかなさを持っていて。