ただひとつ変わったこと。 あれは入学式。 『やばっ遅刻!』 俺は入学式早々寝過ごすと言うアクシデントにみまわれ、走っていた。 入学式早々遅刻はまずい。 なんとか校門を通ったとき、俺は立ち止まった。 そこに今まで見たこともない美少女が立っていたから。 満開の桜を見る姿は絵になりそうなはかなさを持っていて。