「そうなんだぁ。いいじゃんっ!」

「うん!私が一方的なんだけどね……」

と、私が言うと花織ちゃんは "頑張れ"なんて言ってくれた。

初めて会った人なのに、こんなに話せるなんて……!


「じゃあ、ハンカチ返す時にまた会おうね〜、バイバイ!」

そう言うと、綺麗な髪をなびかせて歩いていった。



私は、楽しくなってスキップして家に帰った。



多分……いや、きっと…。



変人だったと思います。




けど、桐崎くんの話ができて嬉しかったなぁ……。


お風呂の中でちょっとニヤケたのは内緒。