その日、ご飯を食べてから、美里と電話してると、コンコンっとドアをノックされた。
「あ、美里待ってて。
はーい、」
返事をすると、勢いよくドアが開けられた。
「美玲、一馬と付き合ってるってほんとに?」
うげっ、パパだ。
『そうですよー』と、美里の声が電話から聞こえる。
「なぜだ、なぜよりによって一馬なんだ。」
たぶん、そう言うのは、昔、歩くんがママのことを好きだったからだよね……
「いいじゃない!私、嬉しいわぁ」
けれど、パパは、ママの幸せそうな顔を見ると、ため息をついて「ま、仲良くしろよ」そう言って、出て行った。
『相変わらず仲のいい夫婦ねー』
美里が、そう言う。
「まぁね、自慢の親だよ」
そんなふうに話してから、眠りについた。



