はぁ、緊張した。 先生からの挨拶が終わり、みんなが席を立つ。 「……さようなら~」 みんな挨拶して、出ていく中、私は、カバンの中に物を詰めていた。 「帰るぞ」 そう言って、私のそばに来るのは、 一馬に決まってる。 「うん、今行く」 そう言って、鞄を持って昇降口に向かい、 通学路を歩く。 いつもと同じ道。 同じ二つの影。 だけど、いつもと違うのは一馬と隣同士で歩いていて、しかも手を繋いでるってこと。