ーーーー……


「また、高野か！？
この間自信あるって言ってたよなぁ？」


先生に、そう言われて何も言えなくなる私。


「はぁ…。本当に、お前のことが心配だよ、俺は。てことで、桐崎。教えてやってくれ」


先生は、にやぁと笑って、席で本を読む桐崎くんを指名した。


「は……？」

桐崎くんは、訳がわからない。と言った表情で私と先生を見る。



「参考書やるから、な？」

「はぁ……。わかりましたよ」


そうして、今に至る。