「き、桐崎くんが……!!
私のことを 別に嫌いじゃないって言ってくれたの!!!」

私が嬉しそうに、ニコニコして話す。

「ふぅん。好き、とは言われてないじゃん?なのに嬉しいの?」

あゆちゃんが、不思議そうに聞いてくる。好き?そんなの言われなくても…!!


「嫌いじゃないって言ってくれたら
それだけで、嬉しいです!」

なんて言うと、あゆちゃんは「ふぅん。」と言った。けれど、納得したような顔をしていた。



「きーりさっきくーんっ」

気分が良い私は、桐崎くんの席までスキップしていく。

桐崎くんは、迷惑そうな顔をするけど、
「なに?」と聞いてくれた。