ーーー次の日

「あーゆーちゃーん!!」

大きな声でドアを開けて、入っていく。

「な、なに…?
うるさいんだけど…。」

みんなが、コッチを振り向く。
あゆちゃんは迷惑そうに私を見る。


だけど、桐崎くんは気にもしないで
本を読んでいる。





桐崎くんの、姿を見るだけで昨日のことが思い出してにやけてしまう。



「あゆちゃん!!聞いてくれる?」

「聞かない。って言っても
話してくるんでしょ」

「うん!」


許可とる必要もないか……。
そんなことを思いながら、話し出した。