「違うよ〜!付き合いたいけど今はまだ友達ですよ!」
………は?
「あ、高野さん……っ。
と、友達ってホント?」
「うん!お友達!」
そう言って高野が笑うと、女の子はホッとしたような顔をした。
「……付き合ってないし、友達でもないよ」
そう口にしながら、高野の後ろから顔を出す。
「……えっ、桐崎……くんっ!?」
高野は、俺の顔を見るなり、驚いた顔をして少し距離をとる。
チラッと高野の顔を見ると、照れたような気まずいような顔をしてる。
ふぅん。何その顔。
面白い。
「で、…お友達に、誰と誰がなったって?」
「ゔっ……、なってませんでしたか?」
俺の質問に、キョトンとしながらも答えてくる高野。
いや、なってないから。
「いつ、なったの?
ほんとに馬鹿。早く誤解といて。」
それだけ言って歩き出す俺の後からは、高野の大きな声が聞こえてくる。
「ひ、ひどいーー!!」



