お風呂から出て、すぐに部屋に行く私を心配したのか優くんが入ってくる。 「これ、食べなよ……」 そう言って、おにぎりを渡してくれる有くん。 私は、優くんからおにぎりを受け取って 頭を撫でる。 どんな気持ちであんなこと言ったんだろう。 明日からは、もう話せない。 ただ見てるだけ。 叩かれた頬よりも、胸が痛い。 ズキズキとモヤモヤが混ざってどんな気持ちなのかわからない。