そして、このやり取りが続くうちに、神崎海斗の担当は元の担当にもどり、 花菜もまた、違う人の担当になった。 今度は、女性作家の担当らしい。 「だから、翔太はついてこなくていい」と言われ、俺も自分の仕事に専念した。 アパートも、新しい担当の人にゆずり、花菜は実家に帰ってきた。 これで、花菜と海斗サンが会うことはない。 俺の中で安心が生まれる。 それと同時に、 ーー罪悪感も生まれた。