個別塾に通っていて担当の先生が古屋先生(仮名)と言って
男性で30後半くらいの心優しい先生だった

夏休みになると毎日のように勉強に終われた
その頃になると律も同じ塾に通い始めた

その頃腕を爪で食い込ませる自傷はエスカレートしていた
夏休みでもわたしは姉からもらった長袖の服を着ていた

そんなわたしを古屋先生は心配してくれて
連絡先を渡されたが、携帯電話を持っていなかったのもあり連絡をすることはなかった

でも心配してくれて嬉しかった
何か悩みごとを話したりはしなかった

そして受験で希望校に受かり
わたしの高校生活が始まった
こんないじめられている生活から変わるんだ
そう心に期待していた