毎晩金縛りにあうようになった
眠れなくなったりする日もあった

中3、受験だと先生方がうるさくなってきた
部活はわたしはレギュラーにはなれなかった
3年はわたしで人数は丁度レギュラーくらいにはなるが
わたしはシュートは一番でも下手だからと補欠だった
副キャプテンの後輩がレギュラーになった
先輩にいじめられながら覚えた試合の様子を書くメモをずっとやっていた

やりがいのない部活
いじめられる部活
菌扱いをして嫌がらせをするクラス
帰れコールをする隣クラス
いびる姉と義兄
存在を否定する母
暴力を振るう父
愛してくれない律

それにわたしは耐えられなかった
死にたかった、自分の存在を自らも否定するようになった

そして義兄に怒鳴られているときに、泣きながら左腕に爪を食い込ませて傷をつけた
それから爪で左腕を抉ったりしはじめた

夏は半袖が着れなかった
火傷と言い訳をしたけど、担任は心配してくれた
二者面談の時、悩みごとを聞かれた
わたしは答えられなかった
沈黙を担任は待ってくれた

わたしが言えたのは
「両親が仲が悪いです」
この一言だった

両親は怒鳴りあいの喧嘩ばかりだから
それも悩んでいた

周りにSOSをわたしは出せなかった