「ちょっと、あんた、日本語喋れるの?」 「あんたじゃない。俺はハリーだ。助けてもらっておいて、その態度はないだろ?」 ハリーはすっとソファーから立ち上がると、キッチンからマグカップ2つ持ってきて、一つをあたしに差し出した。 「まぁ、落ち着いて」 「あ…ありがと」 確かに、助けてもらったのは本当だ。 それに、目の前のハリーがちょっと優しくて 怒ってるのを、つい忘れてしまいそうになってしまった。