またもパニック中のあたしに向って、優しい夫婦は笑顔で『もう大丈夫』と言わんばかりに、なにかオーストラリアなまりの英語をまくしたてていた。 ひとまず、連れて来てもらったお礼くらい、言わなきゃよね。 「Thank you!」 あたしがそう言うと 夫婦は安心した笑顔で頷き、さっさと病室を出て行ってしまったんだ。 「えぇ~!置き去りなの~!」