「そ、そんなことないです。 昨日まで、確かにここに住んでて、まだもう少しケアンズにいるって、そう言ってたんです」 あたしの必死の訴えに、おじさんはもう一度フロントの人に確認をしてくれたけど、返ってきた答えは変わらなかった。 「カレハ、ツイサキホド、デテイッタソウデス。 キュウニ、ケイヤクヲ、ウチキッテ」 「そんなぁ……」 全身の力が抜けて、その場にペタンと座り込んでしまった。