だって あたしの前に運ばれてきたのは、さっき食べたいって思った、大きなハンバーガーだったんだ。 「さっき、それ食べてる人見て、よだれ垂らしてただろ」 ハリーは、サラリとそう言って、もう自分の分を食べ始めてる。 「よだれだなんて…… もう、失礼しちゃうわ」 そう言ってみたものの、なんだか嬉しくて、頬が緩んでしまった。 ハリーが、あたしのこと、ちゃんと見てくれてる。 こんな些細なことが、すっごく嬉しいんだよね。