泣いてるのに気付かれないように、そっと涙を拭った。
そして、無理矢理笑顔を作って、言ってやったんだ。
「ハリーってやっぱり外国人なのね。
日本の男は、そんな台詞、絶対言えないわ」
すると‘いつもの’ハリーの口調で反撃してきた。
「真弓が、えらくしおらしいからさ。
調子が狂うから、さっさと元気になってもらわないとね」
「な、なによー!
本当のあたしは、素直で可愛らしい女の子なんですー」
「可愛らしい女の子が“食べ過ぎ”で救急に運ばれてくるかね・・・ククク」
ハリーは、昨日の様子を思い出して、笑ったんだ。


