チラっとハリーの方を見ると、もうあたしの方は見てなかった。 ただ、空を見上げて、独り言みたいにつぶやいた。 「真弓は気づいてないだけだよ」 「え?」 ハリーの表情は優しかった。 そして、まるで子供に言い聞かせるみたいに、優しく続けた。