そんな大人たちの会話に割り込むように、突然メアリーが、泣き出してしまった。 涼子ちゃんが抱っこしても、あやしても、泣き止むどころか、泣き声はひどくなる一方だった。 「ハリー、真弓ちゃん、あたしたち、今日は失礼するわね。 実は、メアリーが昨日から風邪みたいなのよ」 「そうだったんだ」 メアリーの顔が見る見る真っ赤になってる。 泣き声も、どこかつらそうだし。 「ねぇ、ハリー、お願いがあるんだけど」 涼子ちゃんは、メアリーを背中をトントンと優しく叩きながら言った。