すると、お隣さんと話に夢中だったはずのハリーが、あたしたちの会話に入ってきた。 「涼子さん、今日はありがとう」 「いいえ、こちらこ。ハリーがいなくなると、寂しくなるわ」 ハリーは、流暢な日本語で、涼子ちゃんと話してる。 「俺もケアンズは気に入ってるんで、離れるのは残念です。 あっちが落ち着いたら、また帰って来たいな」 「ええ、私もルイスも待ってるわ。 それにメアリーも」 涼子ちゃんはそう言って、ルイスの腕の中でグッスリ眠っているメアリーの頬を優しく撫でた。